―では始めさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
―早速ですが、御社の事業についてお伺いします。
立ち飲み屋(銀座店、恵比寿店)とコンビニ(都内ファミリーマート6店舗)と、不動産業になります。
今日は主に立ち飲み屋の「大久」についてお話できればと思います。
―起業されたのはいつになりますか?
ここ(大久)は3年(2016年)くらいです。自分が会社を始めたのは11年前(2008年)からです。
―どのような経緯で始めたのですか?
もともと実家が地元(京都)で酒屋とコンビニを経営しておりまして、そこを東京に移転する際にその経営を引き継いだ形です。
立ち飲み屋の店名「大久」というのも、もともとの酒屋の名前(大久酒店)からなんですよ。
あと不動産に関しては、ウチはコンビニをメインにアルバイトが100人以上いまして、彼らが家を探しているという話や相談をよく受けるので、じゃあ会社で家を探してあげようかというのがキッカケです。
【写真】左 大木英輔 右 銀座店店長 前山英樹
―大久の強みを教えてください。
まずは安さですね!酎ハイ3つを頼んで600円、つまみを2つ位頼んで400円、合計1,000円って感じです。
ただ、こういった立ち飲み屋ってよくあるじゃないですか(笑)。そこで弊社では(立ち飲み屋が無さそうな)高級感のある街に店を展開しています。今、銀座と恵比寿に店があるのですが、例えばお客様が「銀座に飲みに行こう!」と友達を誘って連れてきたのがこんな立ち飲み屋・・・というギャップ(笑)を狙っているのが弊社の強みですね。
あと大久酒店でオリジナルの日本酒「高瀬舟物語」を出しています。1本600円です。
―今後の展望は?
大久は直近で、あと3店舗は増やしたいと計画しています。不動産業もしているので良い立地の空き店舗を常に探しています。次に狙っているのは六本木です。三軒茶屋や下北沢あたりもいいですね。
今は計画段階ではないですが数年後には故郷の京都とか、あと沖縄や北海道にも出店したいと考えています。
―不動産業と飲食業の両方をやっていると、独自ルートで良い空き店舗情報が入ったりするのですか?
そうですね。そこは企業秘密ですが(笑)かなり情報が入ってきます。
―店舗をドンドン増やされるとの事ですが儲かっているのですね!!
もともと弊社のコンビニで働いてくれていた方がほとんどです。前から一緒に働いてくれていた方なら信頼できますし、新規店を出すときも「やってみたい」と言ってくれる方もたくさんいますので人材には困らないですね。
―お店を繁盛させる秘訣はなんですか?
そうですね・・・(銀座店の)店長が得意なんですけど店員とコミュニケーションを取ってくださったお客様の名前を覚えるのが常連づくりの秘訣ですね。一度お店で楽しく飲んでいただいたお客様が、次にふらっと来ていただいたときに名前で呼ばれたら気分よくないですか?それ結構大事にしています。
あとは常連さんと店員が話してばかりいるような状況をつくらないようにはしています。有り難い事にウチの常連さんもそれを理解してくださるのでご新規さんを優先でお店を回す事ができています。
名前 大木英輔
会社名 株式会社大久(ダイキュウ)
趣味 野球(草野球、野球観戦)※阪神ファン
休日の過ごし方 野球、子供と遊ぶ
好きな食べ物 お寿司
嫌いな食べ物 パクチー
よく飲むお酒 ハイボール、ウーロンハイ