Professional No.08

―なるほど。確かにプライベートがきちんと満たされている人の方が活き活きと働いている印象ですね

（中村）はい。個人の就業意識を改革して定着を図る、従来に無い仕組みとして特許出願中の内容となります。なので、ここで全て内容をお伝え出来ないんですが（笑）

―具体的なライフリファインサービスの例も聞かせていただきたいです。

（阿部）守秘義務が有るので相談者の事例は出せないのですが、例えば高校卒業して入社した人が車の免許を取りたいといった場合に「今のお給料から生活にかかる費用を引いて余剰で貯まるお金が〇〇円あれば〇月には免許が取れるね。」っていうところを一緒に考えたりとかですかね。仕事もそうですが、計画したことがきちんと達成出来ると不思議なもので、「次はこれにチャレンジしよう！」となっていくみたいです。

（中村）私自身もライフリファイナーの方との定期面談をしています。相談する前はこれからの事を考えるにしても何から考えて良いかわからなかったのですが、お金の事に詳しいリファイナーさんが中立の立場で相談にのってくれることによって自分の考え方の軸がしっかりしてきました。それに伴って会社が自分の人生の事も考えてくれていると思えましたし、支えになってくれていると実感する事も出来ました。

―クライアントになる会社には具体的にどういったメリットが生まれるのですか？

（阿部）ライフリファインサービスについて言えば、既存・新規問わず従業員様の定着に対して一定値お役立て頂ける部分でしょうか。第三者との対話を通じて改めて自分の人生の目標だったり働く意味について考えるきっかけを与えることで、漠然としたイメージが具現化されると行動も必ず変化します。モチベーションを維持することで生産性の向上も見込めるかと思います。

（中村）あとは会社へは直接言いづらいような事も本人の同意を得た上でリファイナーを介してフィードバックされますので、普通の人事面談では拾えない内容について把握することが出来ます。意外と多いんですよ。シンプルに福利厚生的な位置づけとしてもご活用頂けると思います。

―どういった会社様が主に御社のクライアントになるのですか？

（阿部）会社としてしっかりと従業員をサポートしながら長期で雇用していきたいといったような会社様と思います。辞める奴は辞めれば良い、というスタンスの会社様には不向きですね。でも、最初から辞めたくて会社に入ってくる人はいませんから。

会社を良くしたいけど、どこから手を付けて良いかわからないとか、何をしたら良いのか分からないというような会社様とか、そもそも良い会社なのに世間に認知されていなくて採用に繋がっていないような企業様に対して是非お手伝いさせて頂きたいです。

―今、新規のお客様ってどうやって獲得されているのですか？

（阿部）基本的に全てご紹介です。今は中小の建設業の会社様が多いです。特に人材不足で困っている業界でもありますし。

―今までの実績や会社の経緯を教えてください。

（阿部）私は元々、大学院生時代にキャリアコンサルタントと産業カウンセラー資格を取得していたこともあり、人材・人事に関する仕事に携わって来ました。2017年の秋頃から弊社の関連企業でもある日本トリート株式会社（建設系）の人事採用をお任せ頂くことになりまして。

業界的に採用がかなり厳しい状況で、以前の採用は年間で大体30人程度の応募から１名ないし2名を採用するといった感じでした。社長と共に諸々社内改革を進めた結果、300人超の応募から27名の採用に繋げることが出来ました。恐らく中小の建設業の括りでは日本一の採用人数かと思います。定着に関しても9割の従業員が残っています。他社様からのお問い合わせも多数あり、社内での取り組みを事業部化するのか、分社化するのかという議論の結果、新法人として設立に至ったのが弊社レイワソリューションズです。

―その採用人数の増え方ものすごいですね！

（阿部）会社として「しっかりとした取り組み」をしていれば、後はそれを適切な手法で求職者に知ってもらうことが出来れば必ず結果は出るかと思います。

―具体的にはどうやって採用を進められたのですか？

（阿部）求人広告だと会社の良さとか見えない部分が多すぎて、結局は給料とか休日とかの条件面しか見てくれないので大手企業やネームのある会社に人が流れてしまうんですよ。

弊社は基本的には転職エージェントを使って採用を進めていますが、使用する求人票とは別に会社の取り組みを正しく求職者に認知してもらうためのツールを併用することで他社との差別化を図っています。うちのデザイナーはめっちゃ優秀だと思います（笑）