Professional No.14
イメージを具現化できる特注照明会社
イメージを
具現化できる
特注照明会社
株式会社パワーズ
代表取締役 斎藤 弘子 インタビュー
2020.10.20 Interviewer 川崎浩平
――特注照明ってどんなものになるんですか？
（斎藤）簡単に言うと既製品ではなくオーダーメイドの照明になります。
例えばですが、結婚式場とかホテルにある２～３ｍくらいの大きい照明とか見たこと有りますか？
――あります！あります！
（斎藤）そういう照明を当社では扱っております。
――なるほど。
――という事は、お取引先は大型施設を運営している会社になるのですか？
（斎藤）そういった場合もありますが、メインは大型施設などから依頼を受けているインテリアデザイナーさんから当社にご発注をいただいています。
――お仕事の流れってどんな感じになるんですか？
（斎藤）まずは、デザイナーさんから照明のパース（完成予想図）を基に相談が来ますので、使用する素材などの詳細や予算などをお打ち合わせさせていただいてお見積りを出します。その見積もりが問題泣ければ、正式にご発注いただいて工場に制作を依頼して出来上がったものを取り付け工事するという流れになります。
――デザイナーさんから詳細な設計図みたいなものを貰うわけではないんですね。
（斎藤）そうですね。ほとんどの場合はイメージパースがデザイナーさんからくるので、そのイメージに合う製品にする為に当社でディレクションしていきます。
――御社の強みって何ですか？
（斎藤）特注照明制作の素材は金属やガラスだけという訳ではなくて、布や木や革など様々な素材を使う事ができます。
当社ではそういった素材の引き出しを多数持つことによってご依頼者のイメージに合うような柔軟な提案ができるという事が強みになります。
（斎藤）品質や値段に関しては、日本の照明工場は数が少ないので大手の特注照明会社だろうが何だろうが、ほとんど同じ工場に制作依頼をする事になるので正直な所どこも変わらないんですよね。
当社では、部品によって工場を分けたりして値段や品質についても少しでも満足していただける内容にする為に日々頑張っています。
工事に関わるみんなの“力”を形にするという意味を込めてパワーズという社名にしました。
――起業されたのはいつですか？
（斎藤）2011年創業で2012年に法人化しました。今9期目になります。
――起業されたキッカケは何ですか？
（斎藤）もともと照明メーカーに勤めていまして、そこでノウハウを学ばせていただきました。その会社で様々な案件に携わる中で、もっと柔軟にデザイナーさんからの注文に答える事が出来たらと思い独立いたしました。
――会社名の由来って何ですか？
（斎藤）照明の会社をやっているって言うと「綺麗で華やかな仕事でいいね」ってみんな言うんですけど、ひとつの施設を造るのには土地を整備したり、鉄骨を組んだり、屋根裏で配線したり、そういう目には見えない工事のリレーで完成させていくんですよ。そのリレーの最後にバトンを渡されるのが照明工事をする私達になると思っていますので、工事に関わるみんなの「力」を形にするという意味を込めてパワーズという社名にしました。
――特注照明をつくる上でこだわりとかってありますか？
（斎藤）デザイナーさんからの発注にお応えする事に注力しておりますので、逆にこだわりが無いことがこだわりですかね（笑）あとは何でも気軽に言ってもらえるような人になるように日々心掛けています。
――今後のビジョンは？
（斎藤）特注ではなく既製品の販売もゆくゆくは考えています。まだ具体的な企画ではありませんが一般家庭でも使える小型照明をWEBで販売してければ嬉しいです。
――最後に一言お願いします。
（斎藤）大型施設の実績があるインテリアデザイナーさんがいましたら、まずは見積もりからお願い出来ればと思います。大手特注照明会社との相見積もりでも勝負できる実績が当社にはあります。
会社名 株式会社パワーズ
所在地 東京都渋谷区恵比寿南3-4-17中村ﾋﾞﾙ5階
問い合わせ saito@power-s.biz
名前 斎藤 弘子
役職 代表取締役
出身 東京都渋谷区
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