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新しい時代の飲食店オーナーを作り出す企業

新しい時代の
飲食店オーナーを
作り出す企業

株式会社 GEKKO/月光食堂
取締役 副社長 西岡 悠介 インタビュー
2020.10.28 Interviewer 川崎 浩平/Assistant edition 岩村 碧

神田とお茶の水で「九州料理 月光食堂」「チキン&ワイン 月光食堂」「個室九州料理 月光食堂はなれ」の人気居酒屋3店舗を展開する株式会社GEKKO 副社長 西岡悠介様にインタビューさせていただきました。

――まずは御社について教えていただいてよろしいでしょうか?

(西岡)はい。2009年に神田で「九州料理 月光食堂」をオープンいたしまして、2013年に2店舗目の「チキン&ワイン 月光食堂」をオープン、そして2017年に神田で「個室九州料理 月光食堂はなれ」をオープンさせまして現状3店舗を運営している会社となります。
 今年(2020年)からコロナ禍という状況もありデリバリー事業、テイクアウト事業、そしてEC・通販事業を開始しております。それと並行して力をいれて取り組んでいる新規事業が「飲食店経営者の人材育成事業」になります。

――飲食店経営者の人材育成事業ってどんな事業ですか?

(西岡)これから飲食店を始めたいと思っている方が飲食店の経営実績がある私とゼロからお店作りをして、一緒に働きながら繁盛店をつくり、軌道に乗せたそのお店を買い取ってご自身がオーナーになっていただくという事業になります。

――すごい事業ですね!外部からアドバイスや研修をするだけではなく、一緒に働きながらその人のお店をつくっていくんですね。具体的にはどんな感じで進めていくのですか?

(西岡)その方の知識や経験に応じて、3年のカリキュラムと5年のカリキュラムを用意しております。例えば5年の場合は大まかな流れとしまして・・・
 まずは飲食店を始めたい方とご面談させていただきます。双方の合意ができましたらお店のコンセプトやメニュー、立地等を打ち合わせます。そしてまずは当社がその店舗をオープンさせますので、そこで私と実際に働きながら店舗運営を学んでいただきます。
 1年目はお店の作り込み期間、2年目は成長期で売上を拡大させる期間、3年目には安定期に入るので、5年目には当初に想定した利益が出せるお店に出来ます。そしてその出来上がったお店を買い取っていただき自らがオーナーとして運営していただきます。
 オーナーとして引き継いでもらった後も当社とメニュー・レシピ・食材・人材の共有が可能ですので、長期休暇を取りたい時や事務作業で労働時間が増えてしまった時などの困った時に当社のサポートが受けられるサービスも提供していきます。

当社は地域に求められているものを提供する店づくりをする事を得意としています。

――その人の店を最初は御社でつくってくれるなんてスゴイ事業ですね。

(西岡)繁盛店をつくってきた実績と自信があるからこそできる事業だと思っています。

――でも、万が一店がうまくいかなかったり、その人が途中で辞めたいとかなったらどうするんですか?

(西岡)最初から絶対に買い取ってもらうという契約ではないですし、もし一人では不安という場合はそのまま当社で勤務して頂く事も可能です。やっていく中でどうしても飲食事業は合わないという方もいるとは思いますので、途中で別の道を選んでいただいても構いません。

――コロナ禍で飲食店も厳しいとよくニュースでやっていますが、その点はいかがでしょうか?

(西岡)「食」という需要は無くならないので、時代のニーズ、地域のニーズに合った店づくりができれば利益を出すことは十分に可能です。コロナ禍でも飲食店を始めたいと思っている方を積極的に応援して飲食業界全体を盛り上げていきたいと考えております。

――繁盛店をつくる秘訣ってなんですか?

(西岡)秘訣という訳ではないのですが、飲食店は「供給⇒需要派」と「需要⇒供給派」があると考えておりまして、その基本コンセプトを見誤らないようにお店つくりをしています。

――「供給⇒需要派」と「需要⇒供給派」ってそれぞれどんな店なんですか?

(西岡)前者は海外の有名店で修行したシェフがいる店とか、ミシュランに掲載された店とかの事で、全国からそのお店の味を求めてお客様が来るというタイプになります。要は「お店が提供するものを求めて全国からお客様が来る」飲食店です。
後者はその地域にはない料理や雰囲気を提供するお店や、地域のニーズに合う量や価格帯のお店を出すというタイプになります。要は「地域のお客様に求められているものを提供する」飲食店になります。

――なるほど。月光食堂は「需要⇒供給タイプ」になるわけですね!

(西岡)はいそうです。当社は地域に求められているものを提供するお店づくりをする事を得意としています。ニーズに対して、自分が持っているカード(九州料理、カジュアルイタリアン、ホルモン、日本酒、ワイン、個室、予約制など)を組み合わせてお店づくりをしています。

――例えば神田の月光食堂は地域のどんなニーズに答えているんですか?

(西岡)月光食堂のある神田は企業戦士の町でもあります。その方たちのニーズに合わせてランチ営業はもりもり食べて午後からもバリバリ働いてもらえるようなメニューにしています。
 夜の営業は上司の方が部下を連れて行きたいと思えるお店づくりをしました。赤提灯の店ってなかなか若い方は選ばないと思いますので、上司の方が部下を連れて来たときに「さすが〇〇さんは美味くていい店知っていますね」と言われるようなコンセプトでお店をやっています。
 開店当時、実際にそういう会話が聞こえた時は心の中でガッツポーズをしましたね(笑)

努力家でホスピタリティがある方と一緒に、これからの新しい飲食店のモデルをつくっていきたいです。

――起業に至った経緯が聞きたいです。

 (西岡)20歳の頃に起業を志し、大学を中退して神戸から日本の中心である東京に飛び出してきました。まずは自分に合うビジネスは何なんだろうと金融、不動産賃貸仲介・管理、店舗内装、バー、ホテル、葬儀と色々な仕事を経験させていただきました。様々な経験の中で多くのお客様から「ありがとう」と言っていただけるサービス業を一生の仕事にしたいと思いまして、今の飲食業を始めました。

――20代の頃にいろいろな経験をしようと思ったキッカケは?

(西岡)その頃出会った本に、「いろいろ仕事をして、いろんな事に触れ合わなければダメだ」という事が書いてありまして影響を受けた事がキッカケです。当時は一つに決める事はせずにチャンスがあれば何にでもチャレンジして、その中で自分にあった仕事を見つけようと思っていました。
 その結果として今の仕事と出会えましたし、さらにその経験は経営者として全て活かせているので当時苦労していろいろな事をやって良かったと感じています。

――今回の飲食店経営者を育成する事業は、どうして始めようと思ったのですか?

(西岡)当社ではそういた飲食店経営者をどんどん増やしていく事でお互いが助け合い発展していける新しい飲食業のモデルを創っていきたいと考えておりまして、この事業を始めました。

――今後のさらなる展開はなにかお考えですか?

(西岡)今後、たくさんのお店を立ち上げていく中で食材の仕入れ先、法務や財務の専門家、不動産、デザイン、工事など様々な業種の方にお世話になっていくと思います。
 さらに飲食店の方でも専門性を持ってお店をやっている方には監修に入っていただいたりする事も視野に入れています。さらにはそういったパートナー企業ともチームを作っていきたいと考えております。
 特に今は神田付近で店舗を専門に扱っている不動産屋さんと繋がっていきたいです。

――最後に一言お願いします。

「努力家」で「ホスピタリティ(気遣い・おもてなしの心)」がある方と一緒にこれからの新しい飲食店のモデルをつくっていきたいです。
 都内で3店舗の飲食店を経営している私と共にお店づくりをしながら「新しい時代の飲食店経営者になりたい」という方がいらっしゃいましたら、是非まずはお話をさせていただきたいです。

会社名 株式会社GEKKO
店舗名 月光食堂
経営理念 食を通して地域に貢献する
HP https://www.gekko.style
役職 取締役 副社長
名前 西岡 悠介
出身 兵庫県神戸市東灘区
生年月日 1979.1.21
趣味 ゴルフ 友人とお酒を飲むこと
10年前と変わった事 自分が一番という価値観が変わった事
お勧めしたい本 「原因と結果の法則」 ジェームス・アレン

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