――三國さんは２代目社長とお伺いしたのですが、社長になられるまでの経緯を教えて戴いてもよろしいでしょうか？

（三國）会社は１９９０年に創業しているのですが、私が２３歳の時に今の妻の父が当時のユタカサービスの専務を紹介してくれたことがキッカケで２０００年の１０月に入社いたしました。
　それから一般社員として消防点検や貯水槽清掃などの現場仕事をしていたのですが、私が２８歳の時に先輩社員が独立したんですね。その先輩が今までの仕事をほとんど持っていってしまったので、一カ月後に私もその先輩についていく形でユタカサービスを辞めました。

――えっ？一回会社辞めているんですね。しかも良い辞め方では無いですね・・・

（三國）はい・・辞めた後は防災メーカーからの案件を獲得して毎日のように消防点検をしていたのですが、独立から1年も経たないうちにその先輩が亡くなってしまったんです。
　そこから会社を清算する流れの中でユタカサービスから持っていった仕事も戻させていただいたんですが、その時に当時の社長（現会長）から「これからどうするの？」と聞かれまして、「仕事を覚えて面白くなって来たところなので、またビルメンテナンス会社に就職しようと思っています。」と伝えたところ、「ウチでまたやるか？」と言っていただけました・・・

――会長さんは人格者ですね。

（三國）はい。会社に迷惑をかけて勝手に出ていった若造をまた拾っていただいた社長には足を向けて寝られません。
　そこから「人生をかけて会社を発展させていく決意」で私なりに誠心誠意仕事に打ち込ませていただきまして、４年後社長が引退を決意された時に「社長をやってくれないか」言っていただけました。大変な恩義のある社長からいただいた言葉ですので、二つ返事で引き受けました。その後３年間は専務としてやらせていただきまして、２０１４年に代表取締役社長となりました。

――消防点検に力を入れようと思ったキッカケは何ですか？

（三國）私が社長になってから異業種交流会で出会ったイノベーションセールスのＳ先輩から「明確な会社の強み」をつくった方が良いと言われた事がキッカケです。
　その方に強みをつくる為には「会社や自分自身をしっかりと分析しろ」と言われたので、過去の工事履歴等を全て見直して分析した結果、消防設備点検が当社の強みであり競合に勝てるサービスであると気付きました。そこからサービス内容をブラッシュアップして今期から力を入れて動いております。

――三國さんが仕事をやる上で大事にしている事は何ですか？

（三國）会長をはじめとして出会う人に恵まれて今の私がありますので、今度は自分が様々な人から頼られる存在になれるように日々仕事に取り組んでおります・・・が、まだまだですので今後もしばらくは色々な人に頼って仕事していく事になると思うので皆さんどうぞよろしくお願いします。

――(笑)そんな三國さんの今後のビジョンは？

（三國）消防点検を入口にして建物の「困った」を全て解決できるような体制は出来ておりますので、これからどんどん案件を増やしていこうと思っています！

（三國）あとは社員が生き生きと働ける環境を作っていきたいと考えて今期からインセンティブ制度を導入したり、外部のキャリアコンサルタントに依頼して社員と面談をしていただいたりもしていますので、そういった社内体制の整備も今後さらに充実させていく予定です。
　それに伴って若手の人材も増やしていきたいですね。当社はアルバイトから正社員登用の実績が多いので、アルバイトをしたい方は是非お問合せください。

――最後に一言お願いします。

（三國）「見積無料・消防点検費初回無料」なので、建物所有者様や不動産管理会社様に貢献できると思います。そのような方が、お知り合いにいらっしゃいましたら是非“三國”をご紹介ください。