一般社団法人日本ダイエットコーチング協会
理事 佐藤 昌康 インタビュー
2020.12.09 Interviewer 川崎 浩平
ダイエット成功のサポートをすると共に、ダイエット指導のプロとしてビジネスで活躍できるダイエットコーチを育成する一般社団法人日本ダイエットコーチング協会 理事 佐藤昌康(サトマサ)様にインタビューさせていただきました。
――まずは事業の概要について教えていただいてもよろしいでしょうか?
(佐藤)日本ダイエットコーチング協会の活動は大きく分けて二つありまして・・・
一つ目はダイエットというと皆さんは「痩せる」という意味でとらえていらっしゃると思いますが、実はダイエットは“Day Eat”つまり、「毎日の食事」というのが語源なんですね。毎日の食を整える・生活習慣を整える事によって自然に痩せていくという事を基にしたダイエットコーチングをしています。
もう一つは、そのダイエットコーチングの指導が出来る認定コーチを育成するという事を行っております。
――今、力を入れている活動はなんでしょうか?
(佐藤)2020年11月からダイエットコーチングのやり方を各企業様へ導入するという活動に力を入れています。
――ダイエットコーチングを企業に導入と言いますと?
(佐藤)営業研修を思い浮かべてもらうとわかりやすいと思います。“営業”を“健康”に置き換えて社員研修していくイメージになります。
――具体的な流れとしてはどのような感じでしょうか?
(佐藤)6カ月間の健康研修という形で企業様へ我々が入らせてもらいます。基本的な流れとしましては、まず社員様の体重・体脂肪率・食習慣等についてのアンケートを取らせてもらいます。そのアンケートを基に各会社に合うコーチング内容を毎日メールや動画セミナーという形でお届けしていきます。それを社員の方に実践いただくという流れです。
――でも社員によって実践できる人と実践できない人がいそうですね・・・
(佐藤)そうですね。情報を送りっぱなしですとなかなか実践できないところもありますので、定期的なオンラインミーティング(ZOOM等)を開いてお互いの進捗や目標を確認しながら進めてく方法をとっています。我々が行うのはティーチング(教える事)ではなく、あくまで“コーチング”なので我々が一方的に何かを押し付けるわけではなく、様々な提案をしていきながら最善のものを社員様に選んでもらう形になります。
さらに一度に多くを求めても人は出来ないものなので、その企業様に対して最も必要なものを1つか2つフォーカスしてお届けするようにしています。
社員の方がやろうと決めた事をしっかり出来たかどうか」にフォーカスして健康研修を行っております。
――フォーカスする内容は具体的にはどのようなものですか?
(佐藤)例えば仕事時間がまちまちで食事をとる時間が不定期だったり、まとめて食べる事が多い会社の場合は食べ方にフォーカスしますし、運動量が足りないような会社の場合は運動にフォーカスしています。あとは、何人かのグループに分かれてもらってゲーム感覚での研修もおこなったりしています。
――会社によってやる内容に特色が出るものなんですね。
(佐藤)やっぱり、会社によって男女比や年齢層、仕事内容も違いますので一つのパッケージを当てはめるという事はなかなか難しいですね。
(佐藤)あと6カ月間の健康研修なのですが、最初の1ヵ月は料金が発生しません。要は、1カ月は“お試しで無料提供”させていただいております。その無料期間が終了するタイミングで継続するかしないかをしっかり確認を取ったうえで2カ月目に進んでいただいて、そこから料金が発生するという仕組みになっています。
――お試しできるっていいですね!じゃあ導入するリスクはほぼ無いって事ですよね?
(佐藤)はいそうですね。どうしても向き不向きはありますので、逆に向いていない企業様の場合はこちらからお断りするケースもあります。
――なんで健康研修を企業に導入したいと思ったんですか?
(佐藤)とあるWebコンサル会社の社長が個人で我々のダイエットコーチングを受けられました。その後、その社長自らが社員に対してダイエットコーチングを試したところ社員の健康が高り、やる気がでて結果として営業成績が上がったという事がありまして・・・そしてその社長から「もっと効果的にダイエットコーチングを社員に対して取り入れてみたい」とご依頼があった事から、今の健康研修を企業へ導入するという活動がスタートしました。
――ちなみにその会社の営業成績ってどのくらい上がったんですか?
(佐藤)私もビックリしたんですが、その会社は今までの年間売上をわずか3カ月で達成できたみたいです。
――すごいですね!・・・でも健康になっただけで売上がそんなに上がるもんなんですかね?
(佐藤)我々の健康研修のは体重や体脂肪率等の「数字」に一喜一憂する事はお勧めしていなくて・・・何にフォーカスしているかというと「自分がやろうと決めた事をしっかり出来たかどうか」という所なります。それを仕事にも活かす事が出来たのではないか、とその社長はおっしゃっていました。
――なるほど!もはや健康研修を通したビジネス研修にもなっていますね。しかもダイエットの成功体験は仕事にいい影響を与えそうですね!
「お試し1カ月間」もやっていますので、どんな事をやっているのかを詳しく知りたい方がいらっしゃいましたらお気軽に声をかけてください。
――日本ダイエットコーチング協会を設立されたのはいつですか?
(佐藤)2012年の10月からになります。
――始めたキッカケと佐藤さんの今までの経歴もお聞きしてよろしいですか?
(佐藤)20代30代は西武百貨店に勤務していました。40代は違う事をしたいと思って模索していた時にカイロプラクティックに出会いました。
20代から私はずっと“腰椎すべり症”に苦しんでいたのですが、当時治してくれたのが整形外科の先生ではなくカイロプラクティックの先生だったんですね。自分もその技術を身に着けたいと思い会社を辞めてカイロプラクティックの本場であるアメリカの大学に留学して2004年に日本に戻ってきて開業したのですが、アメリカ生活のおかげで体重が12キロ増えていたんです。
これから日本で健康に関わる仕事をするにあたって、まずは自分の健康を整えなければいけないと思い、アメリカで学んだカイロプラクティックの考え方を取り入れたダイエットを行いました。
カイロプラクティックは日本では整体、骨格矯正の施術として知られていますが、アメリカでは医療の一分野なんですね。特に薬を使わずに栄養療法や生活習慣、運動習慣の指導を患者に対して行うので、それを自分に取り入れた結果・・・3カ月で12キロのダイエットができました。ダイエットをした後に実感したことは体が軽くなった事と腰痛が全くおきなくなった事でした。
そこからカイロプラクターとして目の前の人を治療するだけでなく、健康全般を整える事もした方がお客様にとってもハッピーになるんじゃないかなと思い、栄養学やコーチングなど改めて学びまして2007年からダイエット指導も始めました。
そして2012年に日本ダイエットコーチング協会を設立したという経緯になります。
――「生活習慣を整える」というダイエット方法は、誰でも効果が出そうですね!
(佐藤)当協会のダイエットコーチングの成功率は92.7%です!でも、向いてない人もいます。それは自分で自分を変えようと思っていない方・・つまり「誰かに痩せさせてほしい」と思っている方です。そういう方はエステやマッサージの方が向いていると思います。
――新規顧客の獲得はどのようにされているのですか?
(佐藤)ダイエットに成功された方からのご紹介が主になります。あとは定期的にセミナーを開催しているのでその参加者から個別相談を希望されてお客さんになるケースが多いですね。
――今後のビジョンは?
(佐藤)今後はオンラインセミナーやメール、動画での指導をもっと強化していきたいと考えておりますので、そういったスキルをお持ちの方に是非手伝っていただければ嬉しいです。
――最後に一言お願いします。
(佐藤)今の時代、社長ご自身の健康だけではなく社員全員の健康を考えていく事がますます重要なってきています。「お試し1カ月間」もやっていますので、どんな事をやっているのかを詳しく知りたい方がいらっしゃいましたらお気軽に声をかけてください。
会社名 一般社団法人日本ダイエットコーチング協会
URL http://dietcoaching.jp/
名前 佐藤 昌康(サトマサ)
役職 理事
生年月日 1958.2.21
出身 東京都
出身校 立教大学
Cleveland Chiropractic
College of Los Angeles
資格 米国政府公認
カイロプラクティックドクター
(Doctor of Chiropractic)
加圧トレーニングインストラクター
IBMA認定パーソナル
ストレッチトレーナー
マイケル・ボルダック
認定プロコーチ
休日の過ごし方 ゴルフ、トレーニング
最近始めた事 ランニング
20年前と変わった事 健康に気を遣うようになった事
お勧めしたい事 「自己成長」「プライベート」「ビジネス」の3つのゴール設定をする事