東京都足立区を拠点に「遺言」「相続」「任意後見」「死後事務」に関する相談や各種手続きを主軸として、飲食店や風俗営業など様々な許認可の申請手続きも行っている吉野よしと行政書士事務所。本日は代表者である吉野禎人様にインタビューさせていただきました。
――貴所が、いま特に力を入れている事はありますか?
(吉野)はい。当事務所は「生前の見守り・財産管理」から「死後の財産管理・承継手続き・各種事務手続き」まで、死の前後のお手伝いを専門としてやっております。
その中でも“おひとり様”や“お子様のいないご夫婦”に対して、亡くなった「あとのこと」をサポートする事業には特に力を入れています。
――お仕事の流れも教えてください。
(吉野)当事務所では、「70代以上で子供がいない方」からのご相談が多いのですが、まずはそういった方が不安に思われている事やご要望などをじっくりとお聞きする事から始まります。
その様々なご要望に寄り添った形で「今後のライフプランの作成」「遺言書の作成」「任意後見契約」「死後事務委任契約」等を行いまして、その後も定期的にコミュニケーションを取らせていただきます。
そして、認知症等により「判断能力が低下した状態」になった際には、家庭裁判所に申立てをして後見人として大切な財産の管理をします。
お亡くなりになった後は、相続人の調査と相続財産の確定をして、遺言書に基づいて財産を移す「承継手続き」を行い、葬儀や家の片づけなど「死後の事務手続き」もさせていただくという基本的な流れになります。
――相続や遺言書などをサポートしている所は数多く有るかと思いますが、貴所の「強み」は何になりますでしょうか?
(吉野)はい。私自身が大手生命保険会社で6年半勤務していた経験がありますので、相談者様の“趣味”や“今後やりたい事”などの要望を盛り込んだ「ライフプラン」をファイナンシャルプランナーとしてしっかりと作成できる数少ない行政書士で有る事が強みになります。
特にお子様のいない方の場合は相続人に財産を残す必要性が無い事も多いので、今まで頑張ってきた自分の為にお金を好きに使ってもらえるよう「本人にとって最適なプラン」を作成させていただいております。
元気なうちに最適なライフプランを立てて、将来それをしっかりと実行してくれる後見人を見つけておく事が重要になります。
――ちなみにライフプランニングをちゃんとしないまま認知症とかになってしまったら、どんなリスクが想定されるんですか?
(吉野)例えばですが・・・
“本人を良く知らない専門家”の方を裁判所が後見人に選ぶ場合があります。その場合は「財産の保全を目的として一般的に最適と思われる判断」をしていく事になるので、お金の使い方がご本人の希望に添わない事もあります。
ご親族の方が後見人になった場合にも、その方は同時に相続人である場合がありますので少しでも多く財産を相続する為にご本人の為には最低限のお金しか使ってくれないというケースが無いとは言えません。
万が一にでもそうならない為に、元気なうちにライフプランを立てて、将来それをしっかりと実行してくれる後見人を見つけておく事が重要ではないかと思っております。
――確かに・・・言われてみればそういった事も十分起こりえますね。
(吉野)あとは、「遺言書を作成したい」と当事務所へご相談に来られる方も多くいらっしゃいますが、“遺言書を作成した時の財産”と“お亡くなりになった時の財産”が想定と違ってしまう場合があるので注意が必要です。
――と、言いますと?
(吉野)例えば、相談に来たときには家と預貯金の財産があり家は長男に相続させて、預貯金は次男に相続させるという旨の遺言書を作成したとします。
ですが、十数年後に自分が老人ホームに入る費用を捻出する為に家を売却し、その後遺言書を新しく作成し直す前に亡くなってしまった場合、残すはずだった家は無くなり長男は最低限の財産しか相続出来ないという事もあり得ます。
そうならない為にも、“ライフプランニング”をしっかりと行ってから遺言書を作成する事が重要になってきます。
――なるほど!相続・遺言・後見人とか色々な事を考える前に、先ずは自分自身のライフプランを作成しないといけないですね。
(吉野)そうですね。最初のライフプランニングが最も重要になるかと思います。
――相談者様は吉野さんにどのような経緯で相談に来られることが多いですか?
(吉野)当事務所で開催している相続セミナーや足立区役所で身近なお困りごとの一般相談員をしているので、そこから個別相談のご依頼をいただける事が多いです。
あとは、前職の保険会社時代のお客様からのご紹介も多いですね。
認知症やお亡くなりになった“あとのこと”で少しでもご不安があるならお気軽にお問合せください。「行政書士とファイナンシャルプランナー」の知識・経験を活かして無料相談をしております。
――開業までの経緯もお聞かせください!
(吉野)前職の大手外資系保険会社で勤務していた時は生命保険コンサルタントとして数多くの相続案件に携わってきました。その知識と経験を基に2020年の11月に相続や遺言等の死の前後のお手伝いを専門とする行政書士事務所を開業したという経緯になります。
――具体的に前職の保険会社ではどのような仕事をされていたんですか?
(吉野)私は法科大学院を卒業していますので、その法律の知識を活かして弁護士や税理士と共に “相続セミナー”を開催し、生命保険を使って参加者のお悩みを解決する仕事をしておりました。
――保険業ではなく行政書士として開業するキッカケは何だったんですか?
(吉野)相談者様の判断能力が実際に低くなってしまった時、保険屋は「不要な保険を売りに来ているのではないか」と周りの方にもご心配を掛けてしまうので、あまり近づかない様になるんですね。
なので、私は保険業ではなく最後まで相談者様に寄り添った仕事をしていける行政書士としての道を選びました。
――吉野さんが仕事をする上で大切にしている事は何ですか?
(吉野)死の前後の様々なお手伝いをする仕事は単純に相談者様が求める手続きをするだけではなく、その方の想いを深いところまでを聞かないといけないと考えております。
その為にも信頼関係を築く事を大切にして日々仕事に取り組んでおります。
――今後の展開は?
(吉野)個人事務所ではサポートが出来る人数に限界がありますので、法人化して業務を拡大していきたいです。
それと、東京都行政書士会足立支部渉外部のメンバーとしても行政書士の仕事を増やしていきたいですね。
――なにか今お困り事ってありますか?
(吉野)相続セミナーをやっていきたいと考えているのですが・・・高齢者の方にはオンラインセミナーは難しいので早く対面セミナーが出来る状況に戻ってくれればと思っています。
――最後に一言お願いします。
(吉野)“お子様のいない70代、80代の方”
認知症やお亡くなりになった“あとのこと”を誰かに頼んでいますか?
「頼める人がいない」「迷惑を掛けたくない」等、もし少しでもご不安があるならお気軽にお問合せください。
“行政書士とファイナンシャルプランナー”の知識・経験で納得がいくまで無料で相談に乗らせていただきます。
また、そういった方が周りにいましたら是非ご紹介ください。
よろしくお願い致します。
名称 吉野よしと行政書士事務所
URL https://yoshino-gyosei.com/
名前 吉野 禎人
1975.5.13生まれ
出身 長野県長野市
母校 白鷗大学 法科大学院
資格 行政書士
宅地建物取引士
2級ファイナンシャルプランナー技能士
法務博士
趣味 食べ歩き
最近 BNIに入りました
オススメ 小説「淡海乃海」