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企業の障害者雇用をワンストップサポート

企業の障害者雇用を
ワンストップサポート

株式会社 H&G
障害者雇用サポート部
部長
叶内 公基 インタビュー
2021.10.8
Interviewer 川崎 浩平(→記事
Nominated by 町田 貴広
→記事

精神科に特化した訪問看護ステーションの運営や人材紹介事業などを行う株式会社H&Hホールディングスの100%出資会社として「障害者向けサテライトオフィスの運営」や「障害者雇用のサポート・定着支援事業」を行っている株式会社H&G。本日は障害者雇用サポート部 部長の叶内 公基(かのうち たかのり)様に事業内容について詳しくお話を聞かせていただきました。

――まずは、事業内容について詳しく教えていただいてもよろしいでしょうか?

(叶内)当社では、障害者雇用を推進しようとトライしたけれど、なかなか上手くいかずに困っている企業様に「障害者の採用・雇用管理・就労定着支援・業務内容選定」などのサポート事業をグループ企業と連携しながら行っています。

――どのような会社から相談されることが多いんですか?

(叶内)実は、障害者雇用促進法で障害者法定雇用率が「2.3%」となっていますので、従業員数が43.5人以上の会社は障害者を雇用しなければならない決まりになっています。
 もし雇用が出来なかった場合には、従業員100人以上の会社では納付金が発生しますし、一定の基準を達成していないと労働局からの指導が入る場合もあります。
 なので、従業員数43.5人以上の会社様からご相談いただく事がほとんどになりますね。

――なるほど。法律で最低限の雇用人数が決められているんですね。

(叶内)そうですね。でも実際には「何から始めればいいのか全く分からない・・・」「雇用が出来てもすぐに辞めてしまう・・・」とお悩みの企業様もたくさんあります。
 そこで、当社ではそういった企業様のお困り事を解決する為に「就労定着支援サービス」や「障害者サテライトオフィスプラン」の提案をしております。
 さらに、これから採用活動を始めるという企業様へはグループ企業と連携しながら「障害者の人材紹介」などの採用支援も行っております。

――「就労定着支援サービス」って具体的にはどういったサービスなんですか?

(叶内)社会福祉士や精神保健福祉士などの専門家が障害者の従業員へ週1回30分の面談を行いレポートを提出します。面談でメンタルフォローをする事で、他の従業員とのコミュニケーションエラーを解消して業務を円滑にし、突発的な離職なども防ぐ事ができます。

――「障害者サテライトオフィスプラン」ってどんなプランなんですか?

(叶内)東京都江東区亀戸の当社事務所に併設するサテライトオフィスで企業様が雇用した障害者の方に働いてもらうプランになります。専門家による定期面談の他にも経験豊富な当社スタッフが都度相談を聞ける体制がとれるので、より安定的に就労をしていただく事が可能になります。
 主に3人以上の障害者を雇用する(している)場合にご提案させてもらっています。

――「障害者の人材紹介」についてもお聞きしていいですか?

(叶内)ハローワークなどに求人票を出してもなかなか求める人材が集まらないという企業様に、当社グループ独自のネットワークを駆使して福祉施設などから企業の求める人材を探してご紹介をしております。

――採用から定着までをワンストップで御社に頼めるのは心強いですね!

障害者の「人材紹介」「サテライトオフィス」「就労定着支援」サービスを企業様のご要望に合わせてご提供しています。

――そういえば、障害と言っても身体や知的・精神の障害などいろいろあると思うのですが、御社ではどういった方を支援する事が多いのですか?

(叶内)グループ全体で1000人近い精神疾患を持っている方の支援をおこなっているので、そのノウハウを生かして当社では精神障害や発達障害を持っている方のご紹介や定着支援をさせていただく事が多いです。
 精神障害者と比べて身体障害者の雇用人数の方が圧倒的に多いのが現状ですが、法定雇用率達成企業の全体割合※は2020年で50%を下回っていますので、今後は精神障害者を採用する企業が増加していくことが予想されます。
 ※厚生労働省2020年障害者雇用状況の集計結果

――実際、定着率とかは御社に頼むとどのくらい上がったりするんですか?

(叶内)精神障害者の定着率は1年間で49.3%※という統計があるのですが、当社のサテライトオフィスでの定着率は事業開始2年9カ月で現状、離職者は0人となっています。
 ※独立行政法人高齢・障害・求職者支援機構:障害者の就業状況等に関する調査研究報告書No.137(2017.4)

――企業側の視点で障害者雇用のメリットってなんですか?

(叶内)実際のところ、障害者雇用には生産性をあまり求めない企業様も多いのですが、特性に応じた業務内容選定や環境整備ができれば、会社の生産性向上は勿論、十分に活躍が期待できます。
 中国地方に本社がある建材メーカー様からご依頼いただいたケースでは、埼玉の支店でCAD(設計・製図支援ソフト)が使える障害者の方を採用したいとご依頼があり、元々大手企業でCADを使って仕事をしていた発達障害者の方を当社でご紹介しまして、即戦力として採用していただいたという事例もあります。

――同業他社と比べて御社の強みって何ですか?

(叶内)グループ企業で精神科に特化した訪問看護ステーションを運営しているので、障害者一人ひとりで違ってくる症状にも柔軟に対応できる点になります。
 さらに、障害者雇用でお勤めの方は、一人暮らしをしている場合も多いのですが、就業時間外に精神科の訪問看護師が自宅にお伺いして、医療サービスを提供する事もできます。

障害者雇用について、何かしらの課題を感じている人事担当者様。 お悩みのご相談だけでも大歓迎ですのでお気軽にお問合せ下さい。

――叶内さんが今の会社に入社されたのはいつですか?

(叶内)合弁会社だった時からですと2019年1月の会社設立からになります。

――入社以前は何をされていたんですか?

(叶内)20代前後はセミプロとして音楽活動をしていまして、その後2012年からは障害者就労移行支援事業を運営する会社に勤めていました。

――元々音楽をやっていたんですね。障害者支援の会社に入社されたのは何かキッカケがあったんですか?

(叶内)音楽活動をしていた時に将来への漠然とした不安から体調を崩し、自分自身もメンタルクリニックに通っていたという経験がキッカケになります。その自分自身の経験から「世の中の生きづらさを抱えている方を支援していきたい」と思うようになりました。

――今の会社に転職したのはどのような経緯でしょうか?

(叶内)障害者支援の会社で勤めていた時に、大手飲食チェーンで障害者人事を担当していた知り合いが激務で精神的に参ってしまったという事がありまして・・・「障害者を雇い入れる企業側にも支援が必要だ」と気付いたからです。
 その自分の想いをいろいろな取引先の担当者と話している中で、同じ想いを持つ今の社長と出会いまして障害者雇用サポートの新規事業を一緒に立ち上げる為に株式会社H&Gに入社したという経緯になります。

――叶内さんが仕事をする上で大事にしている事は何ですか?

(叶内)既成概念にとらわれない事です。
 障害者支援には正解がありません。同じ疾患名でも年齢や生育歴が違えば支援方法は変わってきます。時にはセオリーから逸脱して、思いもよらない角度からのアプローチが必要になります。
 これは、ビジネスにも同じことが言えると思っています。

――今後の展開は?

(叶内)より多くの企業様や障害者の方をサポートできればと思っています。
 既存ビジネスの拡大はもちろん障害福祉サービスの展開も検討していきたいです。

――最後に一言お願いします。

(叶内)障害者雇用について
 「何から始めればいいのか分からない・・・」
 「雇ったはいいけどすぐに辞めてしまう・・・」
 「休職しがち・・・」
 「精神障害・発達障害の方との接し方が分からない・・・」
 など、何かしらの課題を感じている人事担当者様。
 当社では人材紹介・就労定着支援・サテライトオフィスなどの様々な解決策をご提示させていただく事が出来ます。お悩みのご相談だけでも大歓迎ですのでお気軽にお問合せ下さい。

(叶内)あと、「就労先がなかなか見つからない・・・」とお悩みの東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の障害者施設の担当者様。当社で就労先の紹介をしていますのでお問合せをいただけると嬉しいです。

社名 株式会社H&G
   https://satellite.hh-group.co.jp/
株主 株式会社H&Hホールディングス
             https://hh-group.co.jp/
名前 叶内 公基(かのうち たかのり)
   1985.2.8生まれ
出身 千葉県浦安市
経験 障害者福祉(就労支援)10年
実績 上場企業との取引多数
休日 愛犬(チワワ)との散歩
最近 ランニングを始めました
今後 猟銃免許を取得したい
   (マタギになってみたい)
オススメ トマトジュースの焼酎割り
   マッコリ・からあげクン

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