Professional No.70

「システム開発」で中小企業を強くする

「システム開発」で
中小企業を強くする

株式会社コーネッツ
代表取締役社長 森 康一郎 インタビュー
2022.1.27
Interviewer 川崎 浩平(→記事
Nominated by 肘井 哲也
→記事

2008年設立。中小企業向け業務システムの受託開発事業を中心に、自社クラウドサービスの販売やコンピューター企画のコンサルティングを行っている株式会社コーネッツ。本日は代表取締役社長の森康一郎様にメイン事業である「システム開発」についてお話しをうかがいました。

――御社ではどういったシステムを開発されているのですか?

(森)当社では、各企業様のご要望に応じたシステムをオリジナルで開発しております。

――どういった依頼が多いのですか?

(森)ご依頼内容はお客様によって様々ですが、当社では中小企業向けにバックオフィス(事務・管理部門)の業務を効率化するためのシステムを開発する事が多いです。

――具体例なんかも教えていただけますか?

(森)例えば、工事会社様からご依頼いただいたケースでは「各セクションの利益を正確に把握したい」というご要望を受けて「お客様単位、会社の担当単位、案件単位で利益が自動計算できるシステム」を開発しました。
 家具店様の例でいうと在庫販売、メーカー直送、委託販売、催事場販売、輸入販売など全て業務フローが違うので「ミスを防いで効率化ができるようにしたい」というご要望を受けて「各フローを一括管理しながらバックオフィスとも連動できるシステム」を開発しました。
 他にも社団法人様には「会員管理システム」、製造業の会社様には「工程管理システム」など、お客様の要望に応じて様々なシステムを開発しています。

――ホントいろいろやっているんですね!ちなみに御社の開発している「システム」って会社のパソコンを使って操作や管理をするシステムって事でいいんですよね?

(森)そうです。基本的に当社はお手持ちのPCからインターネット経由でサービスの利用ができる「クラウド型」でシステムを構築しています。

――オリジナルでシステム構築するとなると開発費はどんな感じでしょうか?

(森)開発するモノでかなり変わってはきますので、開発費は数十万円~数千万と幅広くなります。

問題の本質的な部分だけを解決するシンプルな業務システムであれば数十万円~でも開発する事が可能です。さらに当社では、IT関連の様々な補助金の申請についてもお手伝いできるノウハウがあります。

――数十万円で出来たりもするんですね!

(森)そうですね。シンプルな業務システムであれば数十万円でも出来たりもします。
 当社では「あれもこれも」とお客様に無駄な費用をかけさせない為に、まずは問題の本質的な部分である「業務の基本になる:幹」を改善するシステムを開発した上で、後々必要に応じて「操作性や細かい拡張機能に当たる:枝」をつけていけるように構築していきますので安価でシステム導入していただく事が可能です。
 さらに当社ではIT関連の様々な補助金の申請についてもお手伝いできるノウハウがありますので、まずはお気軽にご相談いただけると嬉しいですね。

――同業他社と比べて御社の強みって何ですか?

(森)大手システム会社と比べた時の当社の強みは「価格」になります。大手では実際の開発業務を二次請けに流すことも多々ありますので、そういった中間コストを掛けずに開発する事ができます。
 中小のシステム会社と比べた時の当社の強みとしては、「しっかりと要件定義が出来て仕様書をつくるノウハウがある事」になります。中小のシステム会社では大手の二次請け仕事を専門にしている事が多いので、仕様の確立したシステムの開発ノウハウはありますが「お客様のニーズを紐解いて目的達成の為にどういったシステムを作ればいいのか」という一次請けの機能要件定義のノウハウを持っている会社は数少いかと思います。
 あと、先ほど言ったITに関する「補助金申請」についてのノウハウを持っている事も当社の強みとなります。

――御社に発注した際の基本的な流れも教えていただいてよろしいですか?

(森)流れに関してもお客様の要望や作るシステムによって大幅に変わってはきますが、基本的には・・・

  1. お打ち合わせをして、簡単な提案書を作成しご確認いただきます。
  2. 要件定義書・基本設計書・見積書を作成しご確認いただきます。
  3. ご発注いただけたらシステム開発を開始します。
  4. 細部のデザインや機能など打合せをしながら進めていきます。
  5. 大体3か月~1年弱で開発が完了します。
  6. 受け入れ試験を行います。ご契約の内容によりますが、システムを使うための社員教育や説明書作成をする事もあります。
  7. 設計書とプログラムを含めて納品します。

 という流れになります。

――設計書とかも納品してくれるんですね!

(森)そうですね。他社では渡さないところも多いですが、納品後にお客様がシステムの仕様変更を他社で行う際にも設計書があるとスムーズに行えますので、お客様の利益を最優先で考え、当社ではお渡ししています。

「もっと効率よく仕事が出来るんじゃないか?」「世の中変わってきているけど、今のやり方のままで大丈夫?」と思っている社長様は、中小企業のシステム開発に特化している当社に是非ご相談ください!

――会社設立までの経緯も教えていただいていいですか?

(森)私は20歳で高専を卒業して1983年に大手鉄道会社系列のシステム会社に入社しました。
 その後1991年に友人の会社を手伝う為に二次請けメインのシステム会社に転職したのですが、バブル崩壊の影響を受け1993年に会社は閉鎖する事になり、私はフリーランスとして色々なシステム会社を渡り歩きました。
 そして、1995年に鉄道系システム会社の元上司から「外注先の会社を立て直してほしい」と依頼を受けてその会社に入社し、その後2004年に代表取締役に就任しました。
 ですが、代表就任後に段々とオーナーと経営方針にズレが生まれ、2008年に現在の株式会社コーネッツを自分で設立したという経緯になります。

――システム開発一筋なんですね。なんでシステム業界に入ろうと思ったんですか?

(森)元々は父が自動車関連の会社をやっていたので、その後を継ごうと考えていたのですが、その父から「今後はコンピューターの時代だからその業界に行け!」と言われた事がキッカケですね(笑)

――立て直しを依頼された会社ではどんな事をして代表まで上り詰めたんですか?

(森)その会社は二次請け三次請けメインで仕事はそれなりに受注できていたのですが、社員のスキルが低くバグ発生や工程遅延などのトラブルが多く発生していたので、私は特に社員教育に力をいれました。
 その結果、しっかりと請けた仕事を完遂できるようになり会社を立て直すことができたので、その実績を評価されて代表に就任しました。

――その会社ではオーナー側とどういった経営方針の違いが生まれたんですか?

(森)オーナーはSE(システムエンジニア)の派遣をメインに事業展開をしていきたいと考えていたのですが、私は受託開発をメインに事業展開していきたいと考えていました。なのでコーネッツは受託開発がメインの会社になります。

――森さんが会社を運営する上で大事に思っていることはなんですか?

(森)「相手の利益になる事を考える」
   「相手の立場に立って物事を考える」
 そういった「利他」の考えを前提として、お互いがWIN・WINの関係性を構築していく事を当社では目指しています。

――今後の目標は何ですか?

(森)日本の中小企業をもっと強くしたいです。
 中小企業が進化し続ける社会に取り残されないように、当社のシステム開発でDX(デジタルによる変革)を推進していければと思っています。
 その為に、当社の営業力強化と技術職(SE・プログラマー)をもっと増員していきたいと考えています。

――最後に一言お願いします。

(森)「社員の残業時間を減らしたい」
「もっと効率よく仕事が出来るんじゃないか?」
「世の中変わってきているけど、今のやり方のままで大丈夫?」
「世代交代したタイミングで業務改革をしたい」
 と思っている社長様は中小企業のシステム開発に特化している当社に是非ご相談ください!

社名 株式会社コーネッツ
URL https://www.caunets.jp/
名前 森 康一郎
   1962.11.22生まれ
役職 代表取締役社長
出身 岡山県
母校 高松工業高等専門学校
   (現 香川工業高等専門学校)
経験 システム業界40年
実績 国のプロジェクトから
   中小企業まで
   様々なシステムの開発
趣味 料理・車いじり
最近 ゴルフを始めました
今後 海釣りにチャレンジしたい
格言 情けは人の為ならず
オススメ PizzaKのクアトロフォルマッジ

HOME